2回目の大規模修繕ということで、様々な箇所で、老朽化が進んでいることが予想された為、やはりしっかりしたプロの目から見た、間違いの無い修繕工事を行えるように、アドバイス、コンサルタントを要望しました。
また、当マンションは、立地、構造とも、かなり複雑なため、そこにチャレンジ精神を持って望んで欲しいとも思いました。コンペの時に、そのような言葉が、TRC(東京建物リサーチ・センター)様から聞けたのも、御社に決めた一因になりました。
■建物調査診断:
住民へのアンケート、現地の確認など、当初の予定通りにスムーズに行って頂きましたが、前述のように、建物の構造の複雑さや、各戸の間取りもかなり多くのパターンがあり、最終的には診断しきれない箇所も見つかりました。

■改修設計:
限られた時間の中で、分りやすい内容にまとめて頂き、検討しやすかったと思います。ただ、その段階で、当初の予算に納まらない状況が見えた為、改善よりも、機能の維持、保全に特化しなければならなくなったのは、少し残念でした。

■施工会社選定補助:
入札の実施や、選定時のアドバイスなど、的確に対応して頂き、実績の豊富さが感じられ、安心感がありました。

■工事監理、定例会議等:
週に2回の監理をきちんとやって頂いたお陰で、我々も安心して、工事の進捗を見ていました。スケジュール的にも遅れることなく、スムーズに進んだのは、本当に良かったです。定例会議においても、まじめに対応をして頂きました。一方、初期の設計段階や、工事進捗段階において、今後の業務改善に生かしてほしい点もいくつかありました。今後の対応も含めて、評価される内容かと思います。

工事が決ってから、竣工までの、約1年半にわたり、修繕委員会として関わってきましたが、大規模修繕の、大切さ、大変さを改めて感じました。住民の数が多ければ多いほど、色々な考え方、見方があり、こちらが良かれと思ったことも、なかなか理解されないことも多く、この工事の内容で、本当に良いのだろうかと悩んだこともありました。そういう時に、やはり豊富な実績のある、御社からのアドバイスは、とてもありがたかったです。

でも、住民の方々が、本当にどこまで満足した工事内容だったのか、また、やるべき工事が残されていないのかなど、多くの積み残し感があることも否めません。
修繕工事は、竣工で終わりではなく、これから発生する課題に対して、どういう対応をしていくかが、大切なのではというのが、今の実感です。そういう面から、今後も色々なご相談が、常に出来る関係を、切に望んでおります。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

建物の構造上の特殊性他、工事期間中の記録的な大雪もあり、困難な状況の中、皆様の御協力のおかげで、予定通り竣工となり感謝の気持ちでいっぱいです。
工事監理においても、施工会社への適確な御指示、管理組合への詳しい説明、御指導ともに信頼できるものでした。今後ともアフターケアも含め工事後もお力添えをお願い致します。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集