今回の大規模修繕工事は三回目でしたが、計画及び施工期間の管理組合理事及び設備修繕委員会メンバーにはこれまでの二回の工事のノウハウがほとんどなく、また調査から施工会社の選定までスケジュールも長く理事の入れ替えもありました。

しかし、東京建物リサーチ・センター様で一貫したコンサルティングによって、住人へのアンケートや建物への調査の結果を基に工事内容の詳細な案を提示していただけ、容易に大規模修繕工事の内容を決めることができました。

よって、厳しい工事予算のなかで計画案が作成でき、マンション管理組合の総会での承認もスムーズに決定することが出来ました。今回の大規模修繕工事では、着手後についても、現状の劣化状況を確認のうえ、必要と思われる項目は追加工事として、厳しい予算内ではありましたが、大規模修繕工事と併せて実施することができ、管理組合にとっても大変ありがたいことでした。

建物診断から修繕する項目の決定や、施工会社の選定を入札方式で行いましたが東京建物リサーチ・センター様のフォローによって、スムーズに施工会社を決定することができました。住民説明会においても、分り易い資料と説明でマンション住人も工事内容を理解しやすかったと思います。

施工監理については、当マンションの工事期間中の管理組合理事には建築業界の方や修繕工事に詳しいメンバーは居ませんでした。また、メンバーには施工期間中の打ち合わせ時間の確保の厳しい場合もあり、工事施工会社との工事の進め方には不安がありましたが、実際の工事中の監理者の方は専門知識や経験をお持ちになっており、施工会社に対して、きめ細やかなチェックと適切な指導や工事期間中の定例会議においての詳細な説明と改善対応について適切な助言を頂きスムーズに進めることができました。

建物診断から実際の施工完了まで、東京建物リサーチ・センターのコンサルティング及び施工監理をお願いしたことで、良い施工会社を選定ができ、結果的にも大規模修繕工事を予定期間、工事本体自身も予算以内で完了させることができました。

当マンションとしては、初めて外部から第三者コンサルタントを入れることで、限られた期限の中で修繕計画及び施工が順調に実施することが出来たことが大変、良かったと思います。 

修繕工事の経験がない管理組合理事や修繕委員が多く、工事開始前は、実際の工事に対応しても、理事の中には会社員等で時間を確保することが厳しいメンバーもいて不安でした。しかし、東京建物リサーチ・センターの監理者様による施工会社への指示や調整により、今回の大規模修繕工事が契約した工事期間内で、期待していたできあがりに近い状況で完了させることが出来たのは、東京建物リサーチ・センター様のおかげであったと考えております。

設備修繕委員には、当マンションを適切に管理し、後40~50年と持たせたいと考える方もいます。今回の大規模修繕によって経年劣化に対する今後の対応の目安を持てたと考えます。今後は、耐震対策の計画/施工や色んな設備(給水、排水)の更新を含めて計画的な修繕工事を実施出来れば更なる長期にわたるマンション維持も不可能でないと思えるようになりました。

結果として、今回の大規模修繕工事は、当マンションにとって成功であったと確信しています。東京建物リサーチ・センター様には長期にわたってお世話いただき、工事が予定通りに出来たことを心より感謝申し上げます。

ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集