結論を先に申し上げれば、大規模修繕工事は無事完了したわけですから、活用はうまく図れたのだと思っています。
私達のマンションは築23年で、今回は2回目の大規模修繕工事でしたが、10年前の第1回大規模修繕工事の設計・監理もTRCにお願いし、居住者から高い評価を受けておりました。
又、5年前に「長期修繕計画表」を作っていただいた関係もあって、今回はプロポーザルを行わずに設計・監理をTRCにお願いしました。
従って、今回は工事会社を決める段階から工事計画に参画して頂き、適切なアドバイスを頂けて良かったのではないかと思っています。

確かに超高層マンションの大規模修繕工事は、普通のマンションに比べると難しい事が色々あるのでしょうが、技術的な事は素人の私にはよく分かりません。
強いて申し上げれば、TRCと工事施工会社との連携が大変うまくいった結果、大過なく諸問題を解決出来たと云う事ではないかと思われます。

光が丘パークタウンは総戸数13,261戸、人口およそ30,000人の東京23区内でも有数の大団地の街です。超高層マンションも5棟有りますが、分譲マンションは私共の建物のみで、文字どおり大江戸線光が丘駅前に立地するランドマークタワー的存在です。
それだけに、他の団地に比べ居住者のプライドは高く、転居率も低いので、この23年間でマンションにはある種のアイデンティティーが確立されていると言ってもいいかも知れません。
そして、大規模修繕工事実行委員会は過去に管理組合理事長を経験した人を中心に12名で組織されましたが、その中には一級建築士(2名)、不動産鑑定士(1名)も入っており、毎月開かれる委員会はいつも専門的な知識と素人考えとがぶつかり合い様々な意見が飛び交いました。
9ヵ月間工事監理していただいたTRC一級建築士の方も時には戸惑う事もあったかも分かりませんが、無事完了を迎えられた事で実行委員会としての責任を果たす事が出来たと感じています。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集