当マンションは建設後42年を迎え、近年建物の随所で経年劣化に伴うほころびが顕在化してきたなかで、給水配管の更新、鉄骨階段の補修及び屋上防水工事は随時完了しましたが、この度、共有部分の排水配管の更新工事を行いました。
設備工事に対する金額面・業者の選定・工事監理等全てにおいて当初は手探り状態でした。
TRC殿とは鉄骨階段・屋上防水工事の設計監理でお世話になった経緯が有り、2020年以降、排水管更新を進めるにあたり緊密な打ち合わせや各種説明会を行い、その結果、今回無事に工事が完了しました。

居住者各位との周知・広報活動としては2020年8月の定期総会において議案書を作成し、総会の承認を受け排水管調査をスタートさせ、その後は基本的には年次総会で承認を受け進めてきました。一連の説明に関して、居住者からは反対意見もなく修正もありませんでした。
管理組合内の理事会(8名)は毎月1回開催されその場で審議のうえ承認となりますが、排水管改修工事については、住戸内の工事範囲も含まれることから、理事会役員ならびに別途修繕委員2名を加え、都度TRC殿出席の上打合せを行い、結果は組合とTRC殿の2者で共有していきました。

無事に共用部排水管工事を終えて安堵しています。
やはり計画段階より工事完了までは、本当に長期間にわたりました。
居住者の高齢化に伴い、各部屋の住戸内工事の際には、在宅と水回りの使用制限もあることから、理解頂くことに時間をかけ、理事役員が個別に説明を重ね実施に至りました。
また、コロナ禍の影響により工事中においてはスケジュールの予定変更などもあり、我々理事会役員の調整役としての役割分担は大きかったです。
特に長期不在者に対しては、事前の連絡先や告知に期間と時間を有したことから、今後の維持管理面に於いてもマンション全体の把握は重要とされます。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集