私共のマンションは300世帯を超える大規模マンションで、子育て世代の若い方から、年齢の高いご夫婦など、様々な世代の違う多くの方々が居住しておられます。
そこで、今回は初めての大規模修繕工事ということもあり、お住まいの居住者皆さんのコンセンサスを得られるように、修繕委員会としてなるべく多くの情報を提供して、コミュニケーション良く進められるように心掛けました。

今回の大規模修繕工事では、経年劣化した防水面の補修など、将来に亘ってのマンション躯体の維持を修繕項目のメインで進めていただき、まず期待通りの成果だったと思います。
また、築13年が経過し居住者の年齢層も高まっていることもあり、傾斜のあるスロープに手すりを新規で取り付けたり、石の階段に滑り止めのステップを設置したりと、居住者目線での機能面の改善も少しはできたかと思っています。

我々大規模修繕委員会の活動は、メンバーが選出されてから竣工までの期間が2年10ヶ月と長期に亘り、またコロナ感染拡大の時期と重なったことから、委員会の開催もままならなかった時もあるなど、正直なところ苦労が多かったとの印象です。
その中でも、知識が不十分な委員会メンバーに対し、TRCさんからコンサルタントとして適切な技術的アドバイスをいただいたり、施工業者に対しても監理者として厳しくチェック指導いただいたりしながら、何とか無事に大規模修繕工事の竣工を迎えられたかと思います。
今後長期に亘り、アフターフォロー点検でもお世話になりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集