築32年4棟全210戸の当マンションの管理組合理事は、各棟2名計8名からなる1年毎の原則輪番制で選出し運営しています。その中から理事長、副理事長、営繕担当4名、広報、会計の役割が互選され、修繕に関しては今期の理事全員ずぶの素人でした。
この度、20年ぶりの大規模修繕工事実施にあたり、管理組合の下部組織として大規模修繕委員会を立ち上げ、専任に大規模修繕委員を募り(結果4名)、やむなく理事長が修繕委員長を兼務し実質5名にて工事着工1年前にキックオフしました。結果として、ここまで満足な竣工を迎えられたのは、一つは工事関係に知識のある委員が一部いたものの、それ以上に5名の修繕委員のチームワークが大変良く一丸になれたこと、他一つの大きなポイントはTRC殿の仕事を超えた感のある懇切丁寧な姿勢に大いに助けられたことです。コンサルタント会社としてTRC殿にお願いしたのは、過去弊管理組合とのお付き合いがあったからでした。正直申し上げて私個人として漠然とですが、コンサルタント費用をかける必要性を疑問視していましたがとんでもないことであって、TRCの設計者、そして監理者にめぐり合えたことが、良い施工会社を選択でき、この環境下に限られた予算の中で、想定以上の出来栄えと予定どおりの竣工を迎えることができました。TRC殿には心より感謝しているしだいです。
■建物調査診断、改修設計に対して:
ご担当の設計者に感謝いたします。足しげく参加していただいた大規模修繕委員会において、当マンションの限られた予算と初期改修設計金額とを熟考の上、色々な改修対策を提案していただいた。お陰様で試行錯誤しながらも設計の基本がまとまりました。その熱心さはまさに同じ住人と勘違いするほどの熱の入れようでした。圧巻は複数の応募会社から1社に絞り込む過程での姿勢でした。各社とのヒヤリング時のやり取り、絞った3社の見積書に対する質問等はさすがなものでした。また今後厳しくなる環境(作業員の確保、上昇し続ける資材等)をも勘案の上、施工会社の選択をフォローしていただいた。そして幾度かの住人説明会においても、質問者への回答が平易な言葉でわかりやすかったことも後々大変に助かりました。

■工事監理に対して:
ご担当の監理者には感服いたしました。この上なく良かったことは、改修設計内容と金額が決定した後でも設計どおりに機械的に工事を監督管理するのでなく、足場からマンションの隅々まで観察の上、予算の範囲内で随所に費用対効果の妙を発揮していただいたことです。その結果、次回の修繕時にとあきらめていた屋上の防水工事も完璧に仕上がり、各戸オプションとしていた台所排気ブースも全戸取り換えることができました。
また正月にまたがる工期のため養生シートがうっとうしい、衛星アンテナを外すのでテレビが見れない等の苦情も覚悟しましたが、事前の住人への説明と事細かい案内が功を奏して1件の苦情も聞きませんでした。台風26号での雨漏り苦情にも原因究明の上、懇切丁寧な対応をしていただいた。
週2~3回いただく工事監理報告書も居ながらに進捗が理解でき、住人への配慮の指示と事故防止策を何度も強調、指示されていた結果、工事に対しての住人苦情も一切ありませんでした。当マンションに大いなる技量を発揮していただき感謝、感謝でいっぱいです。

企業と企業との出会いもさることながら 人と人との出会いは摩訶不思議なものです。
当マンションの管理会社担当者、管理人、TRCのご両人、施工会社の現場代理人、そして我々大規模修繕委員の5名が進むべきベクトルを同一に共有し協力しあったからこそ、マンション住人の営繕積立金を無駄なく工事に投入でき立派に完成させることができました。
大規模修繕委員及び現管理組合理事全員は、今回の大規模修繕工事は当マンションにとって大成功であったと確信しております。
委員の中には、当マンションをしっかりした修繕工事によって100年持たせるのだという方もいましたが、正に一歩近づいたのかと思えるような出来栄えになりました。
お会いする住人の方々からも異口同音に「塗装も厚くきれいになりましたね、お疲れ様でした」と有難いお言葉をいただいております。
大規模修繕委員5名全員は、この工事に携わって下さった皆々様に感謝しておりますと同時に、長期に亘る肩の荷を下ろしてホッとしています。
今後は、お世話なりましたTRC殿そして施工会社殿の評価の熱を冷ますことなく、如何に引き継いでいくのかが大切になると考えております。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 大阪建物リサーチ・センター 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集