管理組合としての体制は、理事会およびこれを補佐する諮問機関である修繕委員会で対応しました。
具体的には、修繕委員会がコンサルタントおよび工事業者との折衝窓口の位置づけとし、重要事項については修繕委員会が議案をまとめて理事会に諮ることで進めてきました。
また、今回の改修工事では修繕委員会に理事長も出席することで、理事会との連携を密にしました。

私たち理事会および修繕委員会のメンバーは知識的にも経験的にも素人ですから、コンサルタントの存在は非常に力強いものでした。共用部および専有部の調査から基本設計さらには改修工事の監査を通して、すべての最終判断はこちらで行うにしても、色々な選択肢をこちら目線で提示していただきました。
特に、専有部における各住戸の金銭的な負担軽減ために設定した管理組合負担金を工事業者との契約にどう反映させるかという点で貴重なアドバイスをいただきました。また、専有部の工事期間は1住戸当たり1週間から2週間程度かかり、また効率よく工事を進めるため工事業者が立案した住戸順で行う関係上、居住者の休暇取得等の事前準備計画を立て易くするため、事前に全住戸の日程表を提示することなどのアドバイスもいただきました。また、工事期間中週1回、現場事務所に詰めて、工事業者への細かい指摘もしていただきました。この場をお借りしまして感謝申し上げます。 

今回の改修工事は12~15年周期で行う建物を主体とした基本改修工事とは異なり、中間期に実施する給水関連工事のため、いかに組合員の賛同を得るかに大変苦労しましたね。それも、コンサルタントの調査結果を受けて、共用部だけならいざ知らず、共用部と同様に劣化している専有部に関わる改修工事が含まれているダブルパンチです。そもそも専有部は、管理規約上、「区分所有権」が存在し個人の対応に委ねられています。そこで、私たちは総合的な見地から重要な決断をしました。
合意形成の困難さから逃げて、容易に実施できる共用部の改修だけを行うのでは、マンション全体の価値は守られなくなるとの考えから、ここは管理組合として規約改正を含んだ抜本的な取り組みが必要であると判断したことです。
そのため、調査結果の報告会を開催したり、私たちの考えを子細に説明資料としてまとめた上でアンケートを取ったり、資金面での管理組合負担金および自己負担金の調整をしたり・・・、と大変神経と労力を使うことを余儀なくされましたが、お陰様で、臨時総会を開催する運びとなり、「共用部および専有部も共用部と一体の設備として給水関連改修工事を実施する議案」、「管理規定改正に関する議案」に対し、全員の賛同が得られたときはそっと胸をなでおろした程です。
共用部および専有部の改修工事を一体で行うことにより、一気に直結増圧方式に切り替えられて良かったと思っています。これで安心して生活できますし、何よりも道志川水系をはじめとする横浜の水をおいしく飲めるのがいいですね。  

ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 大阪建物リサーチ・センター 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集