当団地は9棟がそれぞれ構造や各所仕様が違うこともあり、設計・施工もそれぞれの棟ごとに違った対応が必要になります。まさに9つの大規模修繕工事を同時に進行しているような感じでした。
東京建物リサーチ・センター(以下TRC)さんは、第1回目の大規模修繕工事やその後の建物診断にも関っていただき、当団地の状況をよく理解していただいている為、今回も安心してお任せすることが出来ました。

まだまだやり残した項目が多々あります。プロセスについても課題がなかったわけではありません。欲を言えばキリがありません。
ただ限られた工期と予算の中、ベースとしては老朽化した建物の補修ですが、住民の声も反映し、少しでも住環境を良くすべく可能な限りの改良工事が実施できたことは良かったかな、一応満足できる形で竣工出来たかなと思っています。

今回の大規模修繕工事の進め方で特に留意したのは、住民とのコミュニケーションを丁寧に行うということでした。
棟別集会や各種の事前アンケート実施、計画段階と竣工直前の工事説明会、要望書やお問い合わせ表での意見収集等、とにかく門戸を開き、工事前はもちろん工事中も住民の皆さんの声を聞き、出来る事、出来ないことをキチンとお答えすることを大事にしてきました。
工期終了後何人かの住民の方から「きれいになったね」「今回は丁寧な工事だったね」「小さなことだが私の要望事項がかなった」等と声をかけられ、正直ほっとしているところです。
TRCさんにも色々無理難題をお願いし、施工業者との間に立って本当にご苦労をおかけしました。
最後になりますが、無事工事が完遂できたことに対し改めて御礼を申し上げます。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集