建物竣工から15年以上が経過し、建物診断の結果からも大規模修繕が必要な時期であることが分かったため準備を始めることになりました。
初めての大きな修繕工事であるため専門の一級建築士事務所にお願いすることとし、管理会社にもサポートしていただくという形をとりました。管理組合側は理事会が中心となって打合せを行いましたが、どうしても専門的な知識が必要となる場面が多く、きちんとした設計コンサルタントから的確な指摘や提案を受けられたことが一番の効果であったと思います。
結果として理事会の負担を軽減できたことからも十分に活用させていただいたと感じています。

理事それぞれが仕事を持っており、また大規模修繕以外にも理事会として審議すべき課題があったため、なるべく短時間で効率よく進めることが必要でした。
設計コンサルタントを依頼することで、すでに実施済みであった建物診断の内容を活かしながら順調に準備を進めることができました。
また、日常的な問題点や修繕履歴を熟知している管理会社のご担当者も打合せに出席いただけましたので、管理組合、設計者、管理会社、そして施工会社が連携を取りながら工事を進めることができました。
必要十分な修繕を実施できたと大変満足しています。

2018年の秋頃から設計コンサルの検討を始め、翌年6月の定期総会での承認を受けて大規模修繕工事の準備が具体的にスタートとしました。
途中で消費税増税やオリンピックの建設ラッシュがあり、工事に入ってからは新型コロナウイルスの流行があるなどいろいろな課題や難題がありましたが、結果としてはちょうどよい時期に大規模修繕工事が実施できたと思っています。
足掛け2年に渡る長丁場でしたが、理事をはじめ居住者の皆様の協力がなければ実現できませんでした。関係者の皆様本当にお疲れさまでした。

ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集