排水設備が旧時代の設計で、下の室の天井の中に排水管が通っている設計のため建物を理解してなければならず、TRCに依頼してまず建物の勉強会を理事全員で行いました。マンションの住人の合意形成がなければ、工事を進められない事や、排水工事を行わなければ建物が大変な事になる等、基礎から学び、理事全員でマンション住人と話し合い、かなり難しい工事になることから、TRCのコンサルなくては工事が実施無理なこと、又工事を始めたら日程通り協力して工事を行なう事など、数回にわけて住民説明会を行ない、十分な時間を持って工事に向かいました。

予算としては給水管、排水管と工事を分けて計画的に進める事を決め、一時金は取らず、修繕積立金にて行う計画を理解してもらい、積立金の増額にて進めました。工事額はTRCの設計見積りより低く抑えられた見積りで、安心できそうな業者が決まり、日程も工期通りに進み、工事現場も全員日本人スタッフで事故もなく満足しています。
予算も予備費以内で終わり、完成した設備工事もコンサルであるTRCの意見を聞き、材料、工法とも問題のない出来で終えることができました。

やはり準備を含め大変だった排水改修工事を終えて一安心です。
これで給水と中身の工事を終える事ができ、大規模修繕に理事全員集中して行きたいと思っています。建物の設備は修繕をして初めて知る事は多いですが、排水管工事を実施できたことは理事役員として本当に大変な仕事をした気持ちになっています。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集