過去の大規模修繕工事における経験から、安心して任せられるコンサルタントの選定が重要との認識がベースに有り、数社とヒアリングを行ない、会社の信用力などを評価し、東京建物リサーチ・センターにお願いしました。
修繕設計から業者選定の段階では、合理的かつ透明性を確保するため、様々なアプローチから判断材料となる資料の作成や適切なアドバイスをいただきました。
工事監理では、順調とは言え、様々な問題は出て来るわけで、その都度施工業者との調整や専門的なアドバイスをいただき、スムーズに進めることが出来ました。

調査、設計の結果、可能性のある工事を全てやろうとすると、当初考えていた予算を大きく上回ってしまうことがわかりました。
今回は、屋根の本格的な修理を行ないたいとの方針のもと、足場を組まなければ出来ない工事を優先的に行なうこととし、工事範囲の見直しや、工事時期の先延ばしの検討、施工業者を交えた細かい調整などを行ない、費用の削減を図りました。
同時に、長期修繕計画の見直しや、大規模修繕補助の検討など、予算の調整に多くの時間を費やしました。
消費税の先延ばしにも助けられ、結果的に工事開始が6ヶ月先に延びたこともあり、修繕積立金の範囲で工事を行なう事が出来て、結果にも満足しています。

工事がスケジュール通り進み、とにかく事故も無く順調に工事が完了し、正直ほっとしています。
準備から工事竣工まで約3年、管理組合として3期にまたがるプロジェクトでした。
その間、理事が毎年交代する中で、如何に情報を引き継ぎ、工事に対する理解を維持継続していくかが大切だと感じました。
時には厳しい意見を交わすこともありましたが、コンサルタントとしてぶれない姿勢が、良い結果に繋がったと思っています。
修繕設計から工事監理まで一貫して関わって頂いた東京建物リサーチ・センターの役割は、とても重要な存在であり、感謝申し上げます。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集