TRCは平成9年初回の大規模修繕工事で設計・監理をお願いしました。当時は何の知識や経験もない素人集団の管理組合で、私も大変苦労しましたが、TRCの適切なアドバイスなどを頂き管理組合と施工会社のパイプ役を果たしてくださいました。
このたびは2回目の大規模修繕工事に当ってTRCは事前に細かく調査し、必要な工事内容案を優先順位に並べて分かりやすく提示して下さいました。他の監理会社とのヒヤリングを行った結果、劣化状態を細かく調べて報告され、施工順位・方法などもTRCはわかりやすく説明されました。内容が管理組合の方向性と一番似ているので今回もTRCに決定しました。見積金額も考慮に入れましたし、初回の実績も参考にしました。
優秀なTRCに依頼すれば必ずや管理組合の良きパートナーとなって、施工会社との三社が一つの輪になって期待通りの建物が再生されることを信じてTRCにお願いしました。
工事内容としては外壁タイル・コンクリート補修工事、壁面塗装工事、防水工事、鉄部塗装工事、サッシ交換工事、各戸玄関扉交換工事、集合郵便受交換工事、一階店舗(17店)看板統一設置工事等々の設計・監理会社としてわかりやすく説明して頂きました。また、それに代わる工事方法は他に無いかを細かく調べて最良の工事方法を打合せ会で決めました。
内容についてもメリット・デメリットを協議しました。三者定例会議もTRCの指導のもと10回の打合せ会を開催し、理事との質疑応答や調査報告、結果報告、予算の検討など時間が過ぎるのを忘れる位、TRC監理担当者と話しあい大変有意義な打合せ会でした。予算も限られた中での工事のため追加工事に対しても同様でした。その結果全て満足いく大規模修繕工事でした。
TRCの設計・監理の担当者が大きな役割を果たしてくださったおかげだと、管理組合各理事だけではなく区分所有者皆さまも心から感謝してもらえました。
この度は大変お世話になりました。無理な要望が多かったにもかかわらず、TRCの設計・監理において施工会社や管理組合に卓越した識見とすぐれた指導力をもって当マンションを生まれ変わらせていただきました。これもTRCと施工会社が透明性を保ち信頼を得た結果だと思います。理事長として感謝いたします。
思えば、約8ヶ月にわたる長期間、事故なく大規模修繕を終えることが出来ましたのも、居住者の皆様のご理解とご協力、理事各位のご尽力のおかげです。建築について何もわからない者同士の素人の管理組合の理事達でしたが、TRC監理者との月一回の打合せ会議での説明や的確な助言、施工会社に対する指示、丁寧なチェックにより、適正でしかも無駄のない満足のゆく修繕工事を完成することができました。追加工事についても沢山ありましたが、そのたびに適切なアドバイスをしていただきました。
居住者からの積立金である大切な工事費を、最小限にそして有効的に改修費にあてることができたと思っています。
スタートは多少のアクシデントがありましたが、大成功だと思います。本当にありがとうございました。