①排水管改修工事の計画に際し、管理組合理事会で工事費の想定及び施工会社を選定するにはどのようにするのが良いのか議論した結果、まずは設計監理会社を決めてから工事費の概算及び施工会社の選定に進むことが過去の大規模修繕工事等の経験から判明した。
②次に設計及び工事監理会社をどこにするのかの議論になり、大半の理事から以前より実績もある東京建物リサーチ・センターさんで良いのではないかと提案された。
東京建物リサーチ・センターさんとは、過去の大規模修繕工事等でお付き合いもあり、対応に不備もなく何よりも当マンションの状況を分かっていることもあり、改めて新しい設計及び工事監理会社を探す必要もないとの結論により設計及び工事監理を依頼した。

①第33期理事会で、排水管・汚水管の抜管調査を実施し、使用管種や劣化状況等を基にした調査会社からの報告内容(早い時期に更新工事が必要である)を全居住者に周知して、工事の必要性を促す。(工事に向けて設計監理会社に対する予算計上する)
②第34期理事会で、設計監理会社となった東京建物リサーチ・センターから概算見積額及び、施工会社の選定方法の提示を受け、また東京建物リサーチ・センター主催の工事住民説明会を数回実施し、住民の合意形成を図るとともに施工会社を内定し、第34期定期総会に議案上程・予算計上し、議決され第35期理事会で工事実施となった。施工会社の工事説明会も数回実施し、7月末から工事に着手した。
③東京建物リサーチ・センター、施工会社、管理組合の3者による打合せを毎月定期的(1~2回/月)に実施し、問題点があれば、その場で報告や結論を出し、解決していった。   

当マンションも出来て約35年になり排水管の劣化も進むなか、気にはしていてもなかなか踏み出すタイミングも計れずにいましたが、現状のままではそう長く持たないとの調査結果もあり排水管の改修工事に踏み切ったわけです。定期総会(総論)で賛成をいただいたとはいっても、実際の各戸(各論)での工事に全戸協力してもらえるか不安もありました。1戸でも不在や入室拒否があれば工事がストップしてしまうからです。入室お願いも一時期は拒否された居住者もおり、心配しておりましたが何とか解決し工事を行うことが出来ました。186戸全戸の協力のもと大きなトラブルもなく、無事工事が終了できたことを東京建物リサーチ・センターさん及び施工会社のきめ細やかな対応に感謝をしており、約5ヶ月に渡る工事が無事終わり役員一同ホッとしております。
設計・工事監理を当マンションの事を熟知している東京建物リサーチ・センターさんにお願いをして本当に良かったと思っております。
古いマンションなので、課題が山積しており引き続き次の課題の対応に向けて進みますが、まずは1つの大きな問題をクリアできホッとしております。  
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集