㈱東京建物リサーチ・センター社は、2010年度に実施した第2回大規模修繕工事の際にも設計・工事監理業務を受任していただいたことから、当該区マンションの基礎的なデータは取得済であることから、必要な業務にスムーズに取り組めること、前回の大規模修繕工事の際も委任業務遂行にあたり特段の問題もなかったこと、最終応札業者5社の中でも価格優位性があったことから同社を選定しました。

築36年を経過し3回目の大規模修繕工事となりましたが、㈱東京建物リサーチ・センター社の建物診断結果を踏まえ、快適な住環境を維持するため、躯体保護や美観の向上を目指し緊急性の低い箇所は対応を見送る等、管理組合財政にも配慮した設計をしていただきました。
工事半ばでは、ベランダバルコニーの鉄部補修方法について、調査診断段階では把握できなかった腐食・劣化の程度が深刻な住戸が多かったことから、施工会社と相談のうえ、設計仕様を変更し新たな工法を提案してくれました。管理組合検査においても、監理者には適切に指摘していただき、工事の出来映えとして満足しております。

㈱東京建物リサーチ・センター社の監理者は、施工会社と密に意見交換され、細かな点まで指導していただいたと思います。管理組合は、専門的知識を欠いており、監理者の力量に負うところが大ですが、設計変更への迅速な対応、コスト検証等もふくめ、誠実に責務を果たしてくれたと感謝しております。竣工直後ではありますが、今後の検査においても問題が生じないことを期待しております。                                   
今回の大規模修繕工事とは直接の関係はありませんが、街区マンションが抱える防災対策やバリアフリー化対応についても、踏み込んだ提案・助言をいただけるとよかったと思いました。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集