私どものマンションは、134世帯あり形状も複雑であるため、一般的な大規模修繕工事に比べて難しい部分も多いことが予想されました。また、デザイン性も重要視されていることから、マンション入居初期のイメージを崩さず修繕していくことに心がけました。
組合内のメンバーは、修繕工事に対して素人の集まりであったため、品質・予算・スケジュール・デザイン性の維持を含め、プロポーザルによる選定の上で、東京建物リサーチ・センター様にコンサルタントを依頼することにいたしました。

提案頂いた工事内容については、概ね納得できる提案をいただきました。修繕工事復旧が割高となり予算を超過する原因となる、屋上緑化や、バーベキューテラス等特殊な部分については、まだ、築13年であることから今回の工事から除外し、次回の大規模修繕工事に持ち越す等の提案をいただき、何とか予算内に収めることが出来ました。
工事着手後は、タイル工事等の予算増額要因に対して施工者と協議調整いただきました。
また、デザイン性の面でも、既存の色合いを極力再現していただきながら、マンションの品質をより向上する提案もいただき、理事会で決定して行きました。

複雑な形状なため外部足場の施工の難しさや、天候の不順により当初の前提より工期が2ヵ月延長し、2月~10月の長い間、居住者の皆様には生活に不便をお掛けしました。ですが、「工期よりも最後までしっかりした工事をしてほしい」との意見も多く、最後まで工事を完了することができました。
コンサルタントとして、今回の修繕工事の計画から監理まで担当いただきましたTRCの皆様及び、工事を施工いただき細かい居住者の要望にも対応いただいた、施工者の皆様本当にありがとうございました。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集