当工事は、まずは、防水劣化状況を正確に把握するため、TRCに「建物調査診断」を委託しました。
診断結果は、Cランク(早急な補修の必要はないが、なるべく早い時期に補修することが望ましい)でありました。そこで、理事会では、2017年度の事業計画案として遂行することにし、TRCには概略予算を含む各種資料を提示していただき、総会での承認を得ることが出来ました。
その後、TRCには引き続きコンサルタントとして、「改修設計・施工業者選定・工事監理業務」をお願い致しました。約8か月の間、月1回程度の定例会等を通じて、当組合に対し的確な助言と詳細な資料が提供され、また工事期間中は施工業者に対して、きめ細やかなチェックと丁寧な指導がなされていました。さらに後任理事への引継となる設計図書・工事関連図書等についても十分に満足できるものであり、今後の建物管理に活用していきたいと考えております。

施工業者を選定する際の公明性・公正性の確保と共に、工事における住民への配慮(情報公開、苦情等の迅速な対応など)も、大変重要であると痛感しました。
また、工事の規模にもよりますが、管理組合・コンサルティング会社・施工業者の三者が信頼関係のもと、共通の目標に対して、率直に質問・意見を言える環境つくりも必要と考えます。

まずは、予算内にて、当初の日程通り、かつ大きなトラブルも無く完了しましたので、担当理事等(8名)一同、安堵感でいっぱいです。
担当理事等は、施工前後の状況を逐一把握の上、活動できましたので、十分に役目(責任)を果たせたというのが率直な感想です。
これらも、診断・設計から施工まで、誠実に業務を遂行していただき、施工業者との連携を含めて、コンサルティング会社の力が非常に大きかったものと感謝しております。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集