けやきツリーの緑の植栽配置がシンボルとなっている当マンションですが、年数を重ねるとともに成長した樹木の根で通路の舗装が盛り上がり、歩行者の通行に支障が出てきていたこともあり、景観を活かしつつ通路の整備検討を期待しました。
また、大規模修繕工事と並行し玄関扉交換工事を計画するうえで、助成金を活用し組合負担の軽減ができればと検討をお願いしました。

組合内での合意形成としては、居住者向けに設計説明会の開催や、理事役員(理事長含む)の委員会出席による情報の周知、共有化を行いました。
第2回目の大規模修繕工事を実施するうえで、建物の維持保全はもちろんのこと、日常的に要望の多い改良改善工事(玄関扉更新・エントランス庇アルミパネル交換・宅配ボックス交換など)や、外構関係(駐車場アスファルト舗装の修復や樹木根盛り上がり改善など)の工事を多く取り入れたことで合意形成もスムーズに進められました。
修繕工事費用については、見積合わせによる方式を取り入れ、予算内に収めることができました。

大規模修繕工事中は長期間(7ケ月)に及ぶ工事となりましたが、無事工期内に完了できたことに安堵しております。
コンサルタントであるTRC担当者の方々には設計から工事監理までコンサルタントとして技術的なアドバイスをいただき、工事中には施工会社に対しても厳しく指導されており、竣工を迎えられたと思います。
玄関扉交換工事においては、国土交通省と東京都の補助金を活用できたことが大変良かったです。また、樹木(けやき)の根の成長による歩道の凸凹改善工事を行い、第三者も安全に通行できるようになったことなど、満足しております。
修繕委員メンバーならびにTRC関係者の皆様、お疲れ様でした。
ISO9001・品質マネジメントシステム お客様インタビュー 神奈川建物リサーチ・センター建物の「劣化修繕」用語集